ヨシノビの日記

趣味についてのあれこれを書いてます。映画、ゲーム、NFL・・・。映画の感想はネタバレとか気にせず、書きたいように書いてます。

Coda あいのうた

今日は映画「Coda あいのうた」を観てきた。

父親、母親、兄、自分の4人家族で、自分だけが健聴者、という環境で歌う事を夢見た主人公の話。

家族とは手話で会話してるんだけど、観ている側に理解して欲しい場面では字幕がついて、それ以外のシーンでは字幕がつかない、っていうのは手話にかかわらず、よくある演出だと思うんだけど、主人公が歌っているのを家族が聴いているシーンで、完全に無音になる演出がされているシーンがあって、聾唖者の世界ってこうなんだ、って言われてみれば当たり前だけど理屈じゃなくてハッキリと感じられたシーンで、すごくいいシーンだった。
家族は主人公の歌を聴くことは出来ないけど、その他の観客の反応を観て主人公の歌の力を知る、というのが凄く良かった。


音楽大学の試験の為に歌うシーンで、恩師(メチャメチャいいキャラだよね)が伴奏をするためにピアノを弾いてくれたり、主人公が固くなっている事がわかったら、わざと間違えてもう1度頭から演奏してくれたりするシーンもグッときた。
そして最後に、家族が聴いているのを見て、手話で同時通訳しながら歌うシーンでさすがに涙が出てきた。

年明け早々、いい映画を観られて良かったな。