週末に観た映画2本目は「ヒンターラント」です。
第一次世界大戦後、ロシアの捕虜収容所からオーストリアに帰国した元刑事の主人公が戦友が次々に殺されていくという連続猟奇殺人に立ち向かっていくという作品です。
この映画、背景のパースが常に狂っていて、窓の角度等がおかしなことになっているところが、猟奇的な殺人事件のおぞましさを強調するような雰囲気作りに貢献しています。
謎解きを楽しむ作品というよりはサスペンスを楽しむ作品となっていて、主人公と若い刑事や司法解剖を担当する博士との人間関係等の変化を楽しむようになっています。
映画の雰囲気を含めて、興味深い作品でしたね。