週末に観た映画2本目は「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」です。
久しぶりに妻と再会して、アメリカに向かう豪華客船に乗る主人公。主人公はオーストリアでナチスにホテルに監禁された過去があり、その時彼を支えたのは1冊のチェスの本だった、というストーリーです。
ホテルでの監禁生活と、豪華客船での日常が交互に描かれていますが、どちらも次第に不穏な空気が流れていきます。
豪華客船で、チェスの世界チャンピオンが、乗客を相手にチェスをしている所にアドバイスを送って引き分けに持ち込んだ事で、今度は自分が世界チャンピオンと戦う事になります。
ホテルでの監禁生活で全ての本を取り上げられてしまいますが、偶然1冊の本を入手します。
それはチェスの本なんですが、それまでチェスに興味のなかった主人公ですが、活字に飢えていたのか、その本を読み込んでチェスを覚えていきます。
最後に監禁生活と豪華客船での生活が重なるんですが、そこである秘密が明かされます。
全体的に暗く、重いトーンの映画ですが、見応えがあるので、ぜひ観て欲しいですね。