週末に観た映画3本目は「ティル」です。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動を大きく前進させたと言われる「エメット・ティル殺害事件」を扱った映画です。
事件そのものには詳しくないので、どこまでが実際に起きた事なのかわかりませんが、映画の主題からして、大きな変更はないのではと思います。
シカゴで過ごしていた少年が、ミシシッピ州の親戚宅を訪れるところから物語が始まりますが、当時のアメリカではシカゴとミシシッピ州ではアフリカ系アメリカ人に対する白人の接し方も違っていたようで、母親からも注意はされていたものの、白人の怒りをかい、拉致されて殺されてしまいます。
そこからの母親の戦いを描いています。
ラストの母親のスピーチで、アフリカ系アメリカ人の地位向上を目指す団体は知っていたが、自分には関係ないと思っていた、というのは現在の日本の状況を考えると、関係ないから声を上げなくていいというのは危険だよなと感じました。